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JCOA FAX NEWS
日本臨床整形外科学会(令和3年7月2日)第2573号

一般社団法人日本臨床整形外科学会令和3年度第2回理事会報告
日 時:令和3年6月20日(日)10:00~12:10
場 所:日本臨床整形外科学会事務局「ZOOMミーティング」出席者:理事長、副理事長、理事、監事他 計30名

【審議事項】
1.令和3年度入会承認及び退会状況について
会員状況の報告があり、前回承認後の新入会37名が承認。令和3年度の現時点での入会者は88名(内、女性会員7名)。会者は25名(逝去会員、名誉会員への移行を含む)、令和3年6月10日現在、正会員5,685名、名誉会員120名、合計5,805名(内、女性会員96名)。賛助会員は変わらず73名。
2.乳児股関節脱臼二次検診リスト作成に関するご報告とお願い(日本小児整形外科学会)
日本小児整形外科学会から、現在一般公開していない乳児股関節脱臼二次検診への協力医療機関リストの一般公開についての協力依頼があった。令和3年2月9日には、成育基本法の基本方針に発育性股関節形成不全への対策が組み込まれたことから、JCOAとしても、日本小児整形外科学会に協力し、乳児股関節脱臼の二次検診への協力体制のさらなる充実を図るために、JCOA会員の協力医療機関名簿を作成し、これを一般公開することが承認された。
3.各都道府県の災害実務連絡担当者メーリングリスト登録について
災害発生時の円滑な情報交換を可能とするため、各都道府県の災害実務連絡担当者のメーリングリストを作成することが承認された。なお、災害実務連絡担当者には、当該メーリングリストへの登録の是非について確認する文書を送付することとした。
4.JCOA生命共済パンフレットのウェブサイトへの掲載について
JCOA生命共済の周知を目的として、JCOAウェブサイトにパンフレット掲載することが承認された。
5.職員就業規則の変更について
改正高齢者雇用安定法の施行に伴い、定年に関する条項の変更が承認された。
6.パートタイム職員就業規則の変更について
改正高齢者雇用安定法の施行に伴い、定年に関する条項の変更が承認された。
7.第34回JCOA学術集会(新潟)について
第34回JCOA学術集会は、対面形式での開催に向けて準備中であるが、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、対面形式で開催するか、ウェブ形式に変更するかの是非は、新井貞男理事長と木島秀人学術集会会長の協議により、令和3年7月20日頃に決定することが承認された。
8.運動器リハビリテーション・介護保険検討委員会への非会員の招聘について
令和3年7月31日開催の令和3年度第1回運動器リハビリテーション・介護保険検討委員会に、第34回JCOA学術集会(新潟)の同委員会企画シンポジウムの非会員であるシンポジスト1名を招聘することが承認された。

【各種報告事項】
1.令和3年度各種会議等実施状況
令和3年度の実施状況が報告された。
2.第34回JCOA学術集会(新潟)について
審議事項7で報告済み。
3.令和2年度運動器検診後の受診勧告児童・生徒等の実態調査結果報告について
2,833例(男1,321例、女1,512例)の回答があり、受診勧告理由として側弯症の報告が年度を追うごとに増加し、今回は2,368例(83.6%)と最多であった。
逆に、受診勧告理由がしゃがみ込み困難などの下肢拘縮症状であったのは年度を経るに従い減少し、今回は18例(6.6%)に留まっており、運動器検診現場における確認省略の危険性が危惧される結果であったと報告された。
4.GIGAスクール構想に対する声明文について
整形外科関連団体による注意喚起を目的とした声明文の原案が2案報告された。今後、この2案をたたき台として、SLOC連携委員会、学校保健委員会並びにスポーツ委員会の3つの委員会で検討を行い、声明文案を作成することが確認された。
5.コロナ自粛後の身体変化に関するアンケート調査結果の送付について
調査結果を、関係する国会議員、官庁担当者、日本医師会会長等へ送付したことが報告された。
6.ジョイクル関節注30mgの安全性速報等のJCOAウェブサイトへの掲載について
厚労省の判断により、重篤なアナフィラキシー症例発生についての安全性速報(ブルーレター)が発出されたため、これを会員へ周知徹底するために、会員向けメーリングリストで通知するとともに、JCOAウェブサイトに掲載したことが報告された。
7.令和4年度代議員等選挙及び役員選挙関連日程について
令和4年度実施の代議員等及び役員の選挙関連日程が報告された。
8.損保の任意一括の当初からの取り下げ・治療途中の中止について
任意一括とは、自賠担当会社と任意担当会社が別々に行うのではなく、任意担当会社が一括して取り扱うとの意味であり、担当損害保険会社が全ての費用を支払うことではないことを会員向け並びに各県代表者メーリングリストで広報したことが報告された。任意一括に伴う支払トラブルについては、各都道府県の三者協議会利用を促すこととし、これらの詳細は、JCOA編集の書籍「Q&Aハンドブック交通事故診療」に掲載されているので、購読を勧めることを確認した。
9.COVID-19 冬季第3波の影響調査結果報告について 
アンケート回答施設の半数が、外来診療報酬の減少率が10%以上であり、また、推定減少率も厚労省の発表より上回っていたことが報告された。
10.第3回会員基本データ調査結果報告について
(1)第2回調査時と比べて会員の最多年齢帯は上昇して、61歳から70歳までの年齢帯が最多となっていた。
(2)その他は、前回調査と概ね同じ傾向であったが、超音波検査機器の保有率が60%を超えており、普及が進んでいると考えられる。
11.専門医の更新要件について
日本専門医機構は、専門医の更新要件として、必修項目の増加、e-ラーニング・e-テストの導入、地域医療への参加等について修正を検討していることが報告された。
12.JCOA生命共済の総保険金額について
保険料率は、契約更新時の加入者全体の総保険金額により区分されるため、近年の加入者の減少傾向を考慮すると、次回更新時には総保険金額が100億円を下回り、保険金額が100万当たり10円(保険料率0.1%)上昇する可能性があることが報告された。
13.JCOAウェブサイトのリニューアルに伴うトップページ画像について
IT戦略委員会に一任とされたリニューアル後のトップページ画像は、青空の風景を掲載することとし、今後はメーリングリスト等を通じて、会員から画像を募集していくことが報告された。
14.100名以上のウェブ会議への対応について 
100名以上が参加するウェブ会議について、IT戦略委員会で検討した結果、次のとおり報告された。
(1)社員総会は、執行部は常時ビデオオン、その他の出席者はビデオオフとし、発言時にビデオオンとする。
(2)JCOA保険審査員会議は、初めからビデオオフとし、発言時にビデオオンとする。
(3)その他の会議で大勢(100名程度以上)の場合は、適時決める。

【各委員会等報告事項】
1.経理委員会(令和3年4月11日)
2.定款等検討委員会(令和3年4月19日~4月20日)
3.医療システム委員会(令和3年4月21日)
4.医療安全・倫理委員会(令和3年5月21日)
5.総務(広報・福祉・組織拡大)委員会(令和3年6月4日)
6.学術委員会(合同プログラム委員会)(令和3年6月13日)
 委員会報告の詳細は後日JCOAニュースに掲載されますのでご参照ください。
(文責:副理事長 松原三郎 掲載量圧縮のためHCOAで一部改変しています)