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日本臨床整形外科学会(令和2年10月27日)第2564号

一般社団法人日本臨床整形外科学会 令和2年度第4回理事会報告
日 時:令和2年10月18日(日)
場 所:日本臨床整形外科学会事務局 ウェブ会議システムMeetingPlaza(ミーティングプラザ)
出席者:理事長、副理事長、理事、監事他 計29名

【審議事項】
1.令和2年度入会承認及び退会状況について 前回承認後の新入会8名が承認。令和2年度の現時点での入会者は93名(内、女性会員3名)。退会者は95名(逝去会員、名誉会員への移行を含む)令和2年10月9日現在、正会員5,730名、名誉会員117名、合計5,847名(内、女性会員88名)賛助会員は変わらず74名。
2.令和3年度定時社員総会の開催日について 
令和3年5月30日(日)に開催することが承認された。
3.日本リハビリテーション医学会特任理事への就任について 田辺秀樹顧問の後任として、新井貞男理事長が特任理事に就任することが承認された。
4.日本リハビリテーション医学教育推進機構について 
日本リハビリテーション医学教育推進機構への社員団体としての入会は、平成30年度第5回理事会では入会見送りとされが、同機構からの強い要望で再度審議を行った。同機構は、設立当時と異なり実体性のある活動がなされていることを評価して加入に賛成する意見もあったが、今後のJCOAへの影響が不明瞭との意見もあり、継続審議とされた。
5.ロコモティブ・シンドローム予防啓発冊子の制作について
本冊子は、製薬企業が企画しており、かつ、都道府県別の内容で作成されるものであるため、各県臨床整形外科医会等会長と調整して制作していくことが承認された。
6.学会雑誌編集委員会委員の追加について
令和2年第3回理事会において、学会雑誌編集委員会委員を5名乃至6名増員することが承認されたが、今回は、秋田県の黒田利樹会員及び高知県の吉井一郎会員に委員を委嘱することが承認された。
7.役員選挙規則の変更について
大規模な災害等により役員選挙管理委員会の成立が難しい場合に、書面若しくは電磁的に議決できる等の対応を規定する改正案が承認された。なお、本件は令和3年度定時社員総会に付議される。
8.各都道府県における災害対応委員会及び実務連絡担当者設置の現状調査 
各県臨床整形外科医会等に対して、災害対応委員会の設置状況及び実務連絡担当者を確認することが承認された。
9.各県臨床整形外科医会等における組織拡大委員会(リクルート委員会)の開設について
JCOA会員数が伸び悩んでいることの対応として、各県臨床整形外科医会に対して組織拡大委員会並びに担当者の設置を依頼することが承認された。
10.平成30年度JCOA学術研究課題への対応について
学術委員会及び経理委員会が確認した本研究課題の各報告書について報告があり、次のとおり承認。
(1)研究代表者に対し、学術研究助成募集要項に基づき、第34回JCOA学術集会(新潟)にて研究成果を発表後、日本臨床整形外科学会雑誌へ論文を投稿することを求める。
(2)助成金の使途に関して、研究費の一部は、本件研究活動に直接必要な経費とみとめられないので、学術助成金交付要綱に基づき、研究代表者に対して返還を求める。
(3)今後、第34回JCOA学術集会発表及び日本臨床整形外科学会雑誌への論文投稿がなかった場合は、研究代表者に対して研究費の全額返還を求める。
11.アンケートの実施手続きについて
JCOAによるアンケート調査は、理事会での承認後に実施しているが、緊急にアンケートの実施が必要となる場合においては、時機を逸することもあった。このため、理事長及び副理事長が緊急を要すると判断した場合に限り、理事会に事後報告することでアンケートを実施できるように改めることが承認さ
れた。なお、緊急を要さないアンケートは、これまでどおり理事会承認後に実施する。

【各種報告事項】
1.オンライン資格確認導入について
マイナンバーを使った受診時の健康保険証のオンライン資格認証について報告された。導入方法、維持コストを考えると、導入には慎重な対応が必要との意見があった。
2.令和2年度各種会議等実施状況 令和2年度の会議等の予定が報告された。
3.令和3年度介護報酬改定要望について 厚労省に、次について要望書を提出したことが報告された。
(1)通所リハビリテーション入浴介助加算の見直し(2)介護予防支援費の引き上げ
(3)小規模居宅事業所の処遇改善
4.令和4年度診療報酬改定への要望項目について
医業経営委員会で決定した令和4年度診療報酬改定への要望項目が報告された。なお、外保連・内保連等に提出する要望資料は、その要望項目を提案した委員会又はWGで作成することが確認された。
5.日本医師会学校保健委員会委員の推薦について
従来どおり、新井貞男理事長を委員として日医へ推薦したことが報告された。
6.日本医師会社会保険診療報酬検討委員会委員の推薦について
従来どおり、田辺秀樹顧問を委員として日医へ推薦したことが報告された。
7.令和2年台風10号の被害について 員の被害状況について報告された。
8.第34回JCOA学術集会(新潟)について
第34回JCOA学術集会(新潟)は、令和3年(2021年)9月19日・20日にANAクラウンプラザホテル新潟で開催することが報告された。なお、抄録集は電子化される予定である。
9.リハビリテーション総合実施計画書の変更について
リハビリテーション総合実施計画書は、令和2年度診療報酬改定に伴い変更されたが、改めて運動器の評価を盛り込んだ実施計画書を作成し、厚労省保険局医療課と調整の結果、了解を得られたことが報告された。なお、本計画書の利用について、会員へ広報することが確認された。
10.JCOAコロナ自粛後の体調の変化に関するアンケート調査結果(アフターコロナ/ロコモに関するアンケート結果第2次報告)
(1)有効回答者数は12,254名であり、うち60歳代以上からの回答が51.4%、 学童生徒からの回答が6.7%であった。
(2)新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛解除から本調査開始まで2ヶ月経過しているが、いまだ3割の人の体調が通常の状態まで回復していなかった。
(3)コロナ禍がもたらす「体力不足」を改善するためには、学童生徒には規則正しい生活習慣の構築、壮年期を含む高齢者には、これまでのウォーキング等の有酸素運動に加えて、ロコモフレイル予防として、体幹・下肢の筋力増強訓練や静的バランス制御機能維持強化を目的としたロコトレ介入が必要である。
11.アエラ特集記事「コロナ禍の子どもたち 7割以上にストレス」(令和2年9月14日No.40)
アエラ特集記事に、JCOAのコロナ自粛後の体調の変化に関するアンケート調査結果が掲載されたことが報告された。
12.日本放送協会への意見書提出について
令和2年8月27日放送のNHK「ニュースウォッチ9」番組内で柔道整復師による慢性期治療の報道があったことについて、NHKに対して意見書を提出した結果、番組制作責任者から返信があり、一定の理解を得られたと報告された。
13.令和2年度JCOA保険審査委員会議及び全国整形外科保険審査委員会議報告(令和2年9月12・13日)
今回は、事務局から配信するオンラインセミナー形式で開催し、保険審査上問題のある案件について意見交換が行われ、翌日開催された全国整形外科保険審査委員会議(ウェブ会議)においては、JCOA保険審査委員会議の結果を踏まえて意見交換が行われたことが報告された。
14.医師、日医会員、日整会会員、JCOA会員の推移について
他団体の会員推移とJCOA会員推移について報告された。JCOAは、他団体に比し会員数が伸び悩んでおり、特に一部の地域の会員数の減少が顕著であることや、最近の開業医師の意識の変化も、新規入会者が伸び悩む一因である可能性が示唆された。

【各委員会等報告事項】
1.会員基本調査特別委員会(令和2年9月8日~9月10日)
2.有床診WG(令和2年9月9日)
3.総務(広報・福祉・組織拡大)委員会(令和2年9月14日)
4.定款等検討委員会(令和2年9月15日~9月17日)
5.医業経営委員会(令和2年10月11日)
6.経理委員会(令和2年10月17日)
7.学術委員会(令和2年9月16日~9月18日、10月5日~10月9日)

【日整会報告事項】
1.日本整形外科学会雑誌について
日本整形外科学会雑誌は令和3年4月から電子化されること、紙媒体での送付を希望する手続きを行えば、令和6年度までは紙媒体で受け取れることが報告された。
2.日本整形外科学会の会員への連絡方法について
日整会会員への連絡を電子メールで行うために、同会会員にメールアドレスの登録を募ったところ、85%から届出があったことが報告された。
3.第93回オンライン日整会学術総会における単位取得に関する問題点について
オンラインでの単位取得の試みは、システム上の問題が発生しており、現在、その解消に向けて取り組んでいることが報告された。