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日本臨床整形外科学会(令和2年9月3日)第2561号

令和2年度第3回理事会報告
日 時:令和2年8月30日(日)
場 所:日本臨床整形外科学会事務局
(ウェブ会議システム「MeetingPlaza(ミーティングプラザ)」を使用して会議を行った。)
出席者:理事長、副理事長、理事、監事他 計29名

【審議事項】
1.令和2年度入会承認及び退会状況について 前回承認後の新入会38名が。令和2年度の現時点での入会者は85名(内、女性会員3名)。退会者は117名(逝去会員、名誉会員への移行を含む)であり、令和2年8月20日現在、正会員5,738名、名誉会員117名、合計5,855名(内、女性会員88名)。賛助会員74名である。
2.労働基準局からの調査について 労働基準局が行っている医療機関を対象とした調査「放射線業務に関する自主点検の実施について」は、その回答をもとに立入検査が実施される可能性があるので注意が必要となる。
会員への周知について協議を行ったが、今回の自主点検は、すべての医療機関に対するものではなく、少数の医療機関に対して実施されたようであるため、役員による情報共有にとどめることとした。
3.関節機能改善剤「アルツ関節注25mg(アンプル製剤)」の供給停止に関するお願いについて
関節機能改善剤「アルツ関節注25mg」製造企業から、度重なる薬価改定の引き下げ等を理由とした本医薬品の供給停止了承願いの内容の文書について内容を確認し、承認した。
4.第3回会員基本データ調査の実施について 員基本データ調査は、項目を追加して実施することが承認。
5.「QandAハンドブック交通事故診療(第6版)」の拡販について
第6版の書籍が完成したので、各県臨床整形外科医会等会長には、可能性あれば一括購入等により、各都道府県内の会員向けに役立てていただくように要請するとともに、拡販に向けて会員にも本書籍を紹介する文書を送付することが承認された。
6.鍼灸柔整新聞ウェブ版の購読費用について 療システム委員会で活用する資料としての経費であることを認め、今期から立て替えた金額を支給することが承認された。
7.柔道整復療養費審査委員のメーリングリストの作成について承認された。取り扱う情報については、細心の注意を払う必要があるので、その運用にあたっては十分な検討が必要との意見があった。
8.JCOAウェブサイトのネット会員名簿の現行サーバーからレンタルサーバーへの移行について方法とその費用について承認された。
9.災害実務連絡担当者について 各地区における災害の連携体制を構築するために、各地区の災害実務連絡担当者の代表者を選出することが承認された。なお、各役員は、地区の会議において、災害実務連絡担当者が未決定の県に対して決定を促すこととした。
10.産業医委員会アドバイザーの交代について 交代が承認された。
11.学術集会開催要項の変更について 委員会の名称変更に伴って修正する改正案が承認された。
12.表彰規程の変更について 委員会の名称変更に伴って修正する改正案が承認された。
13.一般社団法人日本臨床整形外科学会における事業活動の利益相反(COI)に関する指針の変更について
委員会の名称変更への対応及び利益相反管理委員会の設置を明記する改正案が承認された。
14.一般社団法人日本臨床整形外科学会における事業活動の利益相反に関する規則の変更について
演題発表者の利益相反自己申告書が演題ごとに必要であることを明記し、そのほか申請様式の委員会名称変更への対応等の改正案が承認された。
15.日本医学会連合「領域横断的なフレイル・ロコモ対策の推進に向けたワーキンググループ」への参画について 本ワーキンググループの趣旨に賛同し、新井貞男理事長が参画することを承認した。なお、全国ストップ・ザ・ロコモ協議会理事長である藤野圭司顧問は、同協議会から自身も参画する意向であると述べた。
16.理事会特別出席者の追加について 定款第42条及び学術集会開催要項第9条第3項に基づき、令和2年第4回理事会から第34回JCOA学術集会が終了するまでの間、木島秀人第34回JCOA学術集会会長を特別出席者として、理事会へ招聘することが承認された。
17.NHK番組「ニュースウォッチ9」への対応について 令和2年8月27日放映の番組構成について、視聴者へ誤解を招きかねない内容であったため、NHKに対して本会の懸念を伝えるため、理事会メーリングリストを利用して協議を続けることとした。
18.学会雑誌編集委員会委員の増員について 委員1名の辞任が報告された。また、学会雑誌編集委員会の業務が増えていることに対応するため、委員を5乃至6名増員することが承認された。

【各種報告事項】
1.令和2年度各種会議等実施状況 新型コロナウイルス感染拡大の影響があるものの、ウェブ会議の活用により委員会等が開催されていることが報告された。
2.会員基本調査特別委員会の構成者について 執行部一任とされた特別委員会構成者が決定したことが報告。
3.COIVD-19に関するアンケートのまとめについて次について報告された。
(1)第1次と第2次アンケート結果をまとめたものを外保連記者懇談会で報告した。
(2)結果は、外来患者数の減少が顕著であり、特定警戒都道府県の患者数の減少が著しかった。第2次アンケートでは、初診、再診ともに減少したことがわかった。
4.「運動器検診の提言」の周知についての報告結果 26の府県から回答があったことが報告された。
5.令和2年7月豪雨に係る被害報告について 熊本県をはじめ、各地からの被害状況が報告された。
6.第XVI次生命倫理懇談会答申(日本医師会)について 答申が届いたこと及び人生の最終段階における医療・ケアの方針決定に至る手続きについて報告された。
7.令和2・3年度各種委員会等委員長について 各委員会、WGの委員長を決定したことが報告された。
8.令和2・3年度JCOA役員名簿について 理事長、副理事長、理事、監事の役員名簿が報告された。
9.登記について 新役員の登記が完了したことが報告された。
10.日本医学会加盟申請について 今年度も日本医学会加入に向けて申請したことが報告された。
11.アフターコロナ/ロコモに関するアンケート結果報告 次について報告された。
(1)有効回答者数は、暫定値11,626人(男性39.3%、女性60.7%)であった。
(2)自粛前に比して、階段昇降がつらいなどの体調変化があったとの回答 は約30%であり、体重が増加したと回答したのは約30%であった。
(3)自粛解除後、身体が痛いと訴えた人は約30%であった。
(4)今後、最終的な回答も加えて、詳細な解析を実施することとしている。
12.要介護者等に対するリハビリテーションサービス提供体制に関する検討会報告書
JCOAから田辺秀樹顧問が出席している同検討会について、リハビリテーションの指標として、アウトカムの指標は現段階で定めるのが難しいとされたものの、指標のなかにロコモ度テストの変化度を盛り込むよう意見を述べたことが報告された。
3.令和2年度JCOA病院部会アンケートの実施について JCOA病院部会として、新型コロナウイルスの影響、タスクシフト、診療報酬改定要望に関するアンケートを実施することが報告された。

【各委員会等報告事項】
1.定款等検討委員会(令和4月27日~5月13日、6月15日~6月16日、6月17日~6月26日)
2.利益相反管理委員会(令和2年6月1日~6月10日) 
3.有床診WG(令和2年6月11日)
4.SLOC連携委員会(令和2年6月15日~6月17日)
5.国際交流委員会(令和2年6月15日~6月26日)
6.学術委員会(令和2年6月19日)
7.医療システム委員会(令和2年6月24日、8月3日)
8.産業医委員会(令和2年6月24日)
9.病院WG、JCOA病院部会役員会合同会議(令和2年6月26日)
10.自賠・労災委員会(令和2年7月1日)
11.経理委員会(令和2年7月11日)
12.スポーツ委員会(令和2年7月12日)
13.学校保健委員会(令和2年7月13日)
14.学会雑誌編集委員会(令和2年7月13日)
15.医療安全・倫理委員会(令和2年7月15日)
16.災害医療チーム検討委員会(令和2年7月18日)
17.IT戦略委員会(令和2年7月20日)
18.社会保険等検討委員会(令和2年7月26日)
19.総務(広報・福祉・組織拡大)委員会(令和2年8月1日)
20.運動器リハビリテーション・介護保険検討委員会(令和2年8月2日)
21.「QandA交通事故診療ハンドブック」編集WG(令和2年8月19日~8月21日)

【日整会報告事項】
1.令和2年度全国整形外科保険審査委員会議について
オンラインセミナー形式で開催されることが報告された。
2.オンラインで実施される日整会教育研修単位について
オンライン形式で日整会の教育研修講演に認定されるためには、相互に顔が確認できるテレビオン形式又は出席者の顔が確認できない場合はeラーニングを実施することが必要となる。加えて、学術集会では1日7単位までが認められる予定であることが報告された。

(文責:副理事長 長谷川利雄)掲載量圧縮のためHCOAにて一部改変しています